なにかと話題のLedger Wallet Nanoを買ってみた!


最近300万ユーロの資金調達を行ったことで改めて注目を浴びたLedger社ですが、どうしても気になってしまったので僕も買ってみました!購入したのはLedger Wallet Nano “Duo Edition”。USB型のハードウェアウォレットがふたつリンクし、それぞれひとつのウォレットとして使うことができるようになっているタイプです。
仕組みはよくわからないですが、かなりセキュアでイケてるウォレットらしいです。
それでは早速、見ていきましょう!
外箱は流行りのミニマルスタイル、カッコいいですね。

箱を開けると・・・USBメモリのようなLedger Wallet Nanoがふたつ入ってます!何か大事そうなプラスチックカードも・・・。


中身もかなりミニマルです。シンプルイズベスト。
- Ledger Wallet Nano × 2
- セキュリティカード(合皮のケース付)
- リカバリー用のパスフレーズ入力シート
- 説明書
- ストラップ類
説明書もかなり簡略化されていて、基本的にURLに飛んで専用のChrome Appsをインストールするだけであとは流れるままに設定できます。
Ledger Walletのインストール
さて、それでは実際にインストールしてみましょう!
全体の流れは次のようになります。
- USBへLedger Wallet Nanoを挿入
- 公式サイト(http://my.ledgerwallet.com/)からChrome Appsをインストール&起動

- Create New Wallet(Duo Editionの場合2つ目の登録にはRestoreを選択:参考ページ)
- PINコード入力(自動設定もありますが、マニュアル登録がいいです)
- ≪重要≫リカバリ用の24単語をすべて記録しておく

- 完了!一旦抜いてもう一度接続しPINを入力すればウォレットが起動します
リカバリシートおよび24個の単語(マスターシードキーという)は、ウォレットのインストールの際にLedger Wallet Nanoが壊れたり、紛失したときに新しいLedger Walletへとウォレットの情報をインポートするために使います。また、リカバリシートにはセキュリティカードの情報もQRコードで表現されているため、絶対に紛失してはいけません。
実際に使ってみる
ウォレットを開いて見るとこんな感じになってます。

ビットコインの受取はどのウォレットでも殆ど同じだと思うので特に触れませんが、Ledgerウォレットはビットコインの送金の時にセキュリティカードを使用します。これは銀行のネットバンキングで使われているような、「表示されているアルファベットに対応したキーを4つ入力」させる仕組みになっています。

普段使いには大変かもしれないですが、銀行口座のように日常使用しないような保管用ウォレットとして使うにはかなり優秀なセキュリティなのではないかなと思いました。送金までの流れとしては次のような形になっています。

初期化してもセキュリティカードとリカバリシートがあればいくらでもやり直せるのが便利だと感じました。
気になるお値段ですが、Ledger Wallet Nanoは29ユーロ、”Duo Edition”は41.5ユーロとなっており、ビットコイン払いも可能となっています。送料に関してはフランスからのUSPSの航空便となり29ユーロかかるため、多少値段は張りますが、共同購入などの形をとって送料を分担すればそれほど負担にもならないと思います。ガジェット好きにはたまらないプロダクトなのではないでしょうか。
また、将来的にはNFC決済などにも対応した製品が出ると伝えられています。気になる人は今後もチェックしておくといいかもしれません。