コインベース、仮想通貨のカストディサービス提供開始へ

真田雅幸
2018-10-24
(
Wed
)

米仮想通貨取引所のコインベースは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から仮想通貨の保管サービスを行うための子会社「コインベース・カストディ・トラスト」の設立を許可された。同社は、ビットコイン、ビットコイン・キャッシュ、イーサリアム、イーサリアム・クラシック、XRP、ライトコインを顧客から預かり安全に保管する。

コインベースは2017年、NYDFSから仮想通貨の送金サービスや売買サービスを提供するためのライセンスを取得している。今回の許可により、提供できるサービスの幅が広がることになる。

仮想通貨は元々P2Pを基本とし、ユーザー自身が仮想通貨を保管できるように設計されている。しかし、仮想通貨の保管には、コールドウォットの活用や秘密鍵の安全な管理などの知識が必要で、一般ユーザーにはハードルが高いのが現状だ。コインベースは、保管の代行需要を狙っている。

さらにコインベースは今週、ドルにペッグしたステーブルコインUSDCをプラットフォームに追加することを発表した。USDCは、オンライン・ペイメントサービスを提供するサークルと共同で開発される。サークルは、仮想通貨取引所ポロニエックスの親会社でもある。

コインベースのユーザーは公式サイトからUSDCを売買することができ、ユーザー同士で送金し合うことができる。コインベースがステーブルコインを扱うのはUSDCが初だ。

USDCはイーサリアム上のトークンとして発行され、発行量と同額のドルをコインベースは保有している。コインベースによると、USDCは将来的に取引所で使えたり、イーサリアム上のDappsの利用手数料を支払う際に使えるようになる。

最近になり多くのステーブルコインが発行されているが、価格が乱高下するものもある。テザー社が発行するUSDTは今月15日価格が約15%急落する場面があり、仮想通貨取引所ジェミニが発行するGUSDは17日に約20%価格が上昇している。ステーブルコインを発行する会社は、価格を安定させることを優先事項として求められている。

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著者
真田雅幸
マーケット・アナリスト

decentralize システムに興味あり。仮想通貨リサーチャー。 大学で経済学を学び仮想通貨にフリーマーケットの可能性を見る。

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