リブラプロジェクトは失敗だったのか?プロジェクトは新たな買い手を探る

真田雅幸
2022-01-26
(
Wed
)

2019年にFacebookが立ち上げたプロジェクト「リブラ」が現在、売却先を模索しているとブルームバーグが報じた。関係者が匿名で情報をリークした。


リブラは現在、Diem Association(Diem)と名称を変更しており、FacebookもMataに昨年社名を変更している。Diemの設立当社はステーブルコインを発行し、複数の法定通貨を裏付け資産として金融サービスを提供する計画だった。しかし、注目度の高さもありプロジェクトを設立した直後から規制当局からの強い圧力を受けていた。


Metaの創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏は、Diemの営業実態の説明を求められ、公聴会に出廷要請を受けている。プロジェクト発足当初は、多くの企業が賛同し、コンソーシアムを形成していたが、ザッカーバーグ氏が出廷要請を受けた頃から企業がコンソーシアムから離脱を始めた。


ブルームバーグの報道によると、現在は投資銀行を介し、保有資産の他に開発途中の製品などの査定が行われている。売却先を探すDiemだが買い手が見つかるかは不透明だ。


Diemはインターネットを通じ銀行口座を持たない人でも簡単に利用できる金融システムを作ろうと立ち上げられたが、同プロジェクトの設立者だったデイビッド・マーカス氏も昨年Metaを退社している。設立から2年の月日が経ったが、規制面などの課題にもぶつかりプロジェクトは上手く機能していないようだ。

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著者
真田雅幸
マーケット・アナリスト

米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。

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