イールドファーマーの大半が500%の収益を計上

真田雅幸
2020-09-23
(
Wed
)

DeFiブームの到来により流動性を提供するイールドファーミングが注目されるようになった。イールドファーミングの参加者はイールドファーマーと呼ばれ、流動性を提供することでトークンを受け取る。CoinGeckoが行ったアンケートでは、大半のイールドファーマーが500%を超える収益を上げていることが報告された。1347人がアンケートに答え、内容は8月末時点を反映している。

アンケートではイールドファーミングに参加した人は全体の23%に留まっており、多くの人は不参加だったとの結果になった。他方、イールドファーマーの93%は大きな収益を上げている。初期投資は1000ドル以下が大半で、イールドファーミングで得られたトークンは、全体のポートフォーリオの占める割合が10%以下とかなり低い数字だった。

イールドファーミングで得たトークンは即時に売却されている可能性があり、ポートフォーリオに占める割合の低さの理由の一つとして考えられている。ポートフォーリオで最も高い割合を占めるトークンはイーサリアムだった。

今回アンケートが行われた時点では収益がプラスのイールドファーマーが大半だったが、今週に入り市場全体が下落しているため収益は悪化しているものと推測される。DeFi系のトークンの中には今週に入り20%ほど価格が下落しているものもある。

アンケートでは、イールドファーマーが最も懸念している点はイーサリアムの手数料の高騰であるとの意見も聞かれた。多くのイールドファーマーの初期投資が1000ドル以下であることを考えると、トランザクション手数料の高騰は収益に大きな打撃だ。手数料が高止まりすると、巨額の資本を持つイールドファーマーしか生き残れないと予想される。

他の興味深いアンケート結果は、イールドファーマーの40%がスマートコントラクトのコードを読めないことだ。スマートコントラクトが読めないと、バグによる事故や詐欺に遭う確率が上がる。DeFiブームが起こったことでコードをコピペしただけのプロジェクトも出てきており、リスク管理は非常に重要だ。コードの監査を受けたプロジェクトも多くあるが、監査はスマートコントラクトの安全性を保証するものではない点にも留意する必要がある。





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