ステーブルコイン需要継続、BUSDがシェアを拡大

真田雅幸
2020-09-16
(
Wed
)

ドルを担保に発行されるステーブルコインは暗号資産(仮想通貨)市場にとって不可欠な存在となりつつあり、市場規模が継続的に拡大している。高いボラティリティをヘッジするためのツールとしてトレーダーからの需要が高い。

最新のデータではBinanceが発行するBUSDがシェアを大きく伸ばしている。BinanceはBUSDをDeFi系サービスに組み込むなどの工夫を行っており、これが需要拡大に寄与している。Binanceのプラットフォームを通じてBUSDをファーミングしたり、ステーキングに活用したりできる。

DeFiブームの到来によりステーブルコインへの注目度がさらに増したようだ。ステーブルコインのシェアは依然としてUSDTが最も高いが、他のステーブルコインも独自のユースケースを作り出している。CoinGeckoによるとUSDTの時価総額は150億ドルに上る。

USDTのネットワークでは最近トレーダーが誤って100万ドルを送金してしまう事件が起きている。USDTを管理するテザー社はこれに対応し、誤送金されたアドレスのテザーを凍結し新規発行のUSDTをトレーダーへ返金した。

USDTは中央集権のネットワーク上で発行されるため、テーザー社の権限で供給を増やしたり凍結したりすることができる。ビットコインとは異なりUSDTはテザー社の権限でユーザーの資産を凍結することができる危うさもあるが、今回のケースでは中央集権管理が功を奏した。市場でもテーザー社の対応をポジティブに受け取る声が多く聞かれた。


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