各国中央銀行がCBDCに興味示す、ブラジルでは2022年までに発行か

真田雅幸
2020-09-04
(
Fri
)

ブラジルの中央銀行総裁によると、2022年までに中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する可能性があるという。ブラジル中央銀行は先月20日にCBDCを開発するための専門チームを編成している。

分散型台帳システムを活用したペイメントネットワークを開発するPIXとブラジル中央銀行は以前から銀行間取引を効率化するためのプロジェクトを進めている。PIXはCBDCの開発にも関わっておりブラジル経済に新たな風を吹かせようとしている。

中国でもCBDCの開発は活発に行われており政府系銀行が実験用アプリをすでにリリースしている。先週リリースされたアプリでは実際の銀行口座と連携し、お金を送金したりできる機能が備わっていたという。一方、リリース直後から多くの反響があったためか現在は一般ユーザーへは非公開になっている。中国は世界基軸通貨であるドルの牙城を崩すことも狙っており、CBDC発行に対して非常に前向きだとみられている。

今週はイングランド銀行総裁からもCBDCやステーブルコインに関して言及があった。イングランド銀行のアンドリュー・バイリー総裁はステーブルコインの有用性を認めながらも各国政府が協調し規制ルールを作る必要があると言及した。

「ステーブルコインは一部のペイメントシステムでコスト削減や効率向上に役立つ」とバイリー総裁は語った。またステーブルコインとCBDCを併用することで国境をまたぐクロスボーダー取引をスムーズに行えるだろうとの見解も示した。

イングランド銀行は中国ほどCBDC発行に関して前向きな動きはないものの、総裁がステーブルコインに言及しており暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術に注視している様子が伺える。

No items found.
新着記事
VIEW ALL
新着記事
VIEW ALL
市況・相場分析
VIEW ALL
調査レポート
VIEW ALL

ニュース速報

VEIW ALL