イーサリアムのトランザクション手数料が最高値を更新、DeFi人気の影響か

真田雅幸
2020-08-14
(
Fri
)

DeFiアプリケーションの利用が増えているイーサリアムではトランザクションにかかる手数料が最高値を更新した。イーサリアムユーザーが8月13日に支払った平均手数料は6.6ドルを記録し、ビットコインユーザーの3.8ドルを大きく上回った。


bitinfocharts.comによると、昨日の手数料の高さは1ETHが1300ドルほどで取引されていた2018年1月よりも高かった。当時はビットコインの手数料も高騰しており平均手数料が50ドルを超える日もデータに残っている。

ドルベースのトランザクション手数料は一般にトークン価格が上昇すると自然に上昇するが、現在のETHの価格帯(1ETH=420ドル)で最高値を更新するのは、DeFiを含めイーサリアムのネットワークがいかに利用されているかを表している。

今週はさつまいもトークン(YAM)が発行され多くの資金を集めた後、コードのバグにより機能しなくなったなどの話題もありイーサリアムの利用が増えたと考えられる。YAMはバグの存在が発覚すると価格が急落し、一時最高値の14ドルを記録した後1ドル以下まで下落し日次で99%の下落幅を記録した。

イーサリアムの利用はYAMのような新規発行トークンを入手するためのステーキング、UniswapなどのDEXの利用や取引所間送金が主だと考えられる。現在多くのDeFi系アプリケーションがイーサリアムのネットワークを利用しローンチされているため、DeFiブームが落ち着くまでは手数料が高止まりする可能性もある。

ネットワークをスケーリングするためにイーサリアムの開発者は8月4日、コンセンサス・アルゴリズムをPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に変更するためのテストネットをリリースし、次のハードフォークに向けて準備を進めている。

一方、開発者の意向でコンセンサス・アルゴリズムをPoSへ変更してしまうと、現在多くのトランザクション手数料収入を得ているマイナーの収入はゼロになってしまう。以前からマイナーと開発者の対立は報告されており、手数料が高騰したことでこの問題が再燃する可能性もあり今後のイーサリアムコミュニティ内のやり取りにも注目だ。





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