市場の盛り上がりはDEXの取引量にも波及、7月は過去最高を記録

真田雅幸
2020-08-03
(
Mon
)

現在の暗号資産(仮想通貨)市場の盛り上がりの影響はDEXの取引量にも及んでおり、7月は月間取引量が過去最高だった。取引量は6月の15億ドルから比べて170%上昇し43億ドルを突破した。

イーサリアム上のDEXではIDEXとUniswapが最も人気のアプリケーションだ。etherscan.ioによると、IDEXとUniswapが全体の取引量のうちそれぞれ約37%を占めている。TokenlonとKyber Networkがそれぞれ約10%を占めており、この4つのアプリケーションがDEX市場の90%を占めている。

7月はイーサリアムの価格がここ2年間の最高値を更新し終値は346ドルだった。月間の上昇率は53%で、市場の盛り上がりがDEXの取引量に寄与した。価格は今年に入り170%ほど上昇している。

DEXに加えCompoundやMakerなどのレンディング系のアプリケーション利用も急増しており、トランザクション数もかなり伸びている。イーサリアムは2015年7月30日にローンチされ、先月無事6年目を迎え現在までに約1兆ドル相当のトランザクションがあったことが報告された。トランザクションの合計額は2017年6月頃から徐々に増え始め2018年1月からさらに急増していた。

今後も新たなアプリケーションが登場しトランザクションは増え続けるとみられているが、ネットワークの遅延などの懸念も指摘されている。利用が急増したことで先月は利用手数料の高騰もみられた。これに伴いガスリミットの引き上げなども行われている。

イーサリアムは今後、コンセンサスアルゴリズムをPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)へ以降する予定で、ネットワークのスケーリングに挑む予定だ。

PoS移行への第一段階としてテストネットが8月4日にリリースされる予定だ。ネットワークの改善動向は、今後のアプリケーションの発展及び、ETHの価格にも大きな影響があるとみられ要注目だ。


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