海外取引所のデリバティブ取引が活況、市場への資金流入を示唆

真田雅幸
2020-07-29
(
Wed
)
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7月後半に入り市況が上向き傾向にあることから海外取引所では取引量が急増している。米大手デリバティブ取引所のCMEが提供するビットコインの先物取引の未決済建玉(OI)は最高値を更新し7.24億ドル相当を記録した。以前の最高値は今年5月に記録した5.32億ドルだった。

CMEは2017年12月にビットコインの先決済取引を開始し、伝統的な金融機関の中では先駆けとして暗号資産(仮想通貨)のデリバティブを提供している。多くの機関投資家がCMEのサービスを利用しており、現在の金融市場は低金利に加え金余りの状態にあるためファンドの一部をビットコインで運用し始めた機関投資家もいると予想される。

CMEと同様にアメリカでビットコインの先物取引を提供するBakktでは今週28日、日次取引量とOIが共に最高値を更新した。日次取引量は1.3億ドル、OIは1400万ドルを記録した。Bakktは2019年9月にビットコインの先物取引を開始し、ローンチから1年足らずだが着実に取引量を伸ばしている。CMEの商品との違いは、Bakktはビットコインの現物決済である点にある。

今月は先物取引のみならずビットコインのオプション取引も伸びている。オプション取引市場を牽引するDeribitは、今週月曜日のオプション取引量が最高値を更新したことを報告している。取引されたコントラクト数は4.7万に上りこれは5.3億ドル相当になる。5月に記録したそれまでの最高値1.9億ドルを大幅に更新した。

ビットコイン価格は今週約1年ぶりの高値を更新し現在は1.1万ドル(116万円)付近で取引されている。1万ドルの節目を突破したことも市場に注目が集まっている要因の一つであると考えられる。先物取引、オプション取引が非常に活況であることが確認され、現在の仮想通貨市場には資金流入の傾向があるようだ。

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