ハッキングに遭ったCrypto.comの被害額は3300万ドルか?被害アカウント数は400に上る

真田雅幸
2022-01-20
(
Thu
)

Crypto.comは今週発生したハッキング被害の影響を受けたユーザー・アカウント数が400に上ることを明らかにした。また、顧客資産に関してはすべて安全であることも合わせて発表している。


Crypto.comのCEOである​​Kris Marszale氏がブルームバーグのインタビューに応えた。Marszale氏はハッキングの被害総額は明らかにしていないが、会社の経営に大きな影響を与えるものではないとした。


Crypto.comは今週17日にハッキング被害にあったことを公表し、ユーザーの出金を一時的に停止していた。ハッキングの被害額は総額で3300万ドルを超えると見られており、4830ETHと444BTCの暗号資産(仮想通貨)が盗まれたと推測されている。


Crypto.comは不正アクセスを検知した後、早急にシステムを停止させ対応している。ユーザーの2段階認証システムをリセットし、全てのユーザーに対し再設定を促している。システムの検査を行い、停止から14時間後にはシステムを再開している。不正アクセスの被害にあったユーザーには仮想通貨を補填している。


ハッカーは複数のユーザーアカウントに不正アクセスし、仮想通貨の出金を行った。盗まれたETHは、Tornado.cashと呼ばれるミキシングサービスに送金されたことが確認されている。100ETHを48回、10ETHを3回に渡りそれぞれ送金されている。ミキシングサービスを利用し追跡を困難にすることがハッカーの目的だ。


Marszale氏はハッキングの被害額の正確な数字を明らかにしていないが、近日中に公式ブログを更新し明かすとしている。Crypto.comはシンガポールに拠点を置く取引所で、最近はアメリカでも積極的にマーケティング活動を行っており、企業活動の範囲を広げようとしている。

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著者
真田雅幸
マーケット・アナリスト

米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。

米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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