三菱UFJ銀が行内通貨「MUFGコイン」を実験開始、その基盤技術は?

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三菱東京UFJ銀行は今日、独自の仮想通貨「MUFGコイン」の開発に動いていることを発表した。ビットコインの技術をベースとした仮想通貨という意味では、国内企業として初めて公表されたプロジェクトとなる。

MUFGは昨年10月、世界のトップティア―バンクが集う「R3コンソーシアム」に参加。また12月には、Linux FoundationとIBMが音頭を取る「オープンレジャー・プロジェクト」への参加表明も行った。

朝日新聞が報じたところによれば、まずは「行内通貨」として実験を行い、可能性が実証されれば円と交換できるようにし、一般ユーザー向けに解放することも検討するとのことだ。MUFGコインの基盤に利用されているブロックチェーン派生技術は明らかにされていないが、採用が検討されるブロックチェーン基盤プラットフォームとしては「ビットコイン」、「オープンアセット」、「イーサリアム」のいずれかだと予想可能だ。

なお、ビットコインを基盤に用いた場合は、「プライベート・オルトコイン」としてMUFGコインが位置づけられ、カラードコインを基盤にした場合、「ビットコインのブロックチェーンに紐付けられたオープンアセット」として位置づけられる。イーサリアムを使用した場合は、「イーサリアム・ベースのブロックチェーンをフォークしたプライベート型イーサリアム」と位置づけられる。

その他にも、テックビューロ社の「mijin」や、その原型であるOSS「NEM」、あるいはorb社の「SmartCoin」などがある。

こうした試みは実は、世界で見ればMUFGが初めてではない。2015年4月には米BNYメロンがビットコインのフォーク「BKcoin」を行内向け通貨として実証実験を開始したことを発表。また、米Citiも同じように「Citicoin」の実証実験を夏ごろより開始している。米Goldman Sachsもまた、暗号通貨およびブロックチェーン技術を使った証券決済向けソリューション「SETLcoin」の実験を開始、さらに、スイス・UBSも銀行間取引のための「セトルメントコイン」を開発中だ。

MUFGの狙いとしては、銀行業務のコスト削減に役立てたいというところだろうが、現状ユースケースについて詳細が明らかにされていないため、最適そうなブロックチェーン技術派生を特定することは難しい。また「利用者に対して発行」に関しても、MUFGコインとして売り出すのか、法定通貨にペグしたオルタナティブ円 or オルタナティブドルなどとして売り出すのかも現段階ではわからない。今後の続報に期待したいところだ。

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