みずほFG、MUFGに続きR3ブロックチェーン・コンソーシアムに参加表明


ニューヨークベースのスタートアップ、R3CEVが主導するブロックチェーン・コンソーシアムに、みずほフィナンシャル・グループ、ノルディアバンク、ウニクレーディト・イタリアーノが新たに加わったことが明らかになった。邦銀からの参加は、三菱UFJフィナンシャル・グループに次いで2行目。これまでに参加表明を行ったメガバンクを含めると、コンソーシアムは合計25行にまで拡大したことになる。
UBS、バークレイズをはじめとし、クレディ・スイス、シティ、JPモルガンなど世界的な金融機関が注目するのは、分散的な合意形成による権利移転のための元帳データベース「ブロックチェーン」だ。ブロックチェーンはビットコインと共に誕生した新たな概念技術だが、技術そのものは「既存の決済インフラを’Disrupt'する」と言われるほどに大きな影響力を秘めている。
クリアリングやセトルメントといった決済システムのファンクション、あるいはポストトレードのような一連のバックオフィス業務、ないしは個人投資家/未公開企業の社員向けの未公開株市場のデジタル化などがその一例だ。ナップスターによって変革が起きた音楽業界や、スマートフォンによるコミュニケーションのデジタライズ、そして出版・印刷業界が電子書籍の普及により大きな変化を遂げた一方で、金融サービスに関してはこれまでの数十年間、デジタル化以前の体制から大きな変化が起きていない。
ブロックチェーンの金融への応用事例としては、NASDAQが昨日公表した未公開株取引所「NASDAQ Linq」、Overstock子会社が開発し、つい先日ダウ平均に連携するブロックチェーン上の暗号株式を1000万ドル分発行した「TØ」、UBSの銀行間ブロックチェーン「セトルメントコイン」がある。
R3CEVの声明によれば、「9銀行とグループを組成して以来、世界中の金融機関から問い合わせがきている」とのこと。金融×ブロックチェーンの流れはさらに拡大しそうだ。
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