米国防省機関DARPA、軍事機密データの監視にブロックチェーン利用


米国防省の研究機関DARPA(国防高等研究計画庁)は、軍事衛星から核兵器まで、国家機密データの安全性を確保するためブロックチェーンの研究を進めている。
現在、DARPAはエストニア・Guardtime社と米・Galois社の2社と180万ドルの契約を結び、キーレス署名を用いたブロックチェーンの開発に取り組んでいる。同ブロックチェーン・プログラムの責任者を務めるティモシー・ブーア氏(DARPAプログラムマネージャー)は、DARPAのブロックチェーン応用に向けた取り組みに関して次のように語った。
「侵入者を防ぐために過剰に高い城壁を建設することは重要ではない。それ以上に、城に潜り込まれた時、侵入者がどこで何をしているかを正確に把握することこそが重要だ。」
ブロックチェーンは、ある時点のデータを改竄しようとすればそこから先のすべてのデータを書き換える必要がある。一部では再編集可能なブロックチェーンも登場したが、どのブロックチェーン実装においてもほぼ同様の特徴を持つ。
「武器を使用するいかなる状況においても、データが整合しているという点が極めて重要なポイントになる」と、ブーア氏は話す。「そして、核指令統制システムや軍事衛星統制システムにおける整合性は更に重要だ」
非金融アプリケーションに向けたブロックチェーンの応用はこれまでにも検討されてきたが、どのプロジェクトも未だ発展途上だ。DARPAはインターネットの原型となったARPANET(1969)と呼ばれるパケット交換方式のコミュニケーションネットワークを構築しており、インターネットの普及に大きく貢献している。
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