BTCはFOMC前に大幅安 月足終値の気になるポイントは?

先週(17日〜23日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比800,147円(16.21%)安の4,137,333円と大幅安を演じ、昨年8月上旬ぶりの水準まで下落した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)での更なる金融引き締めへの警戒にナスダックの調整局面入りが相場の重石となり、先週のBTCは400万円台後半での揉み合の末、21日に大幅下落を開始。対ドルでは、東京時間に心理的節目となる40,000ドル(≒455.3万円)を割り込み、38,000ドル(≒432.6万円)近辺で下げ止まるも、22日朝方に約1,100億円規模のロングの清算が入り相場は同サポートを割り込んだ。
その後は、36,000ドル水準となる409万円近辺で下げ止まる様子を見せたが、MicrostrategyのBTC会計方法が米証券取引委員会(SEC)に却下されたことに加え、ロングの清算が週末にも立て続けに入ったことで、相場は34,000ドル(≒388万円)にタッチした。


BTCは、40,000ドルは死守すると見ていたが、ナスダックの調整局面入りが米株の下落、引いては投資家心理の冷え込みに拍車を掛け、BTCを含む広範なリスク資産に売りが波及した格好だ。相場は、足元、34,000ドルで下げ止まっており、テクニカル的にも売られ過ぎと言えるものの、27日未明のFOMCを通過するまで積極的に買いが入る環境ではないと指摘される。今度こそ、FOMCまでの下げ余地は限定的と想定しているが、週後半からのボラティリティ上昇が見込まれることから、結果が出るまで様子見が無難だろう。
今週の想定レンジとしては、昨年安値の320万円から、年末年始に形成した踊り場の540万円近辺を見ている。また、月末が迫っているため、月足終値が一目均衡表の基準線(413.15万円)を回復できるか否かにも注目しておきたい。



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bitbank Report 2022/01/24:BTCはFOMC前に大幅安 月足終値の気になるポイントは?
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