NY引け後に反発したBTC FOMCまでの下げ余地は?

長谷川友哉
2022-01-19
(
Wed
)

18日のビットコイン(BTC)対円相場は8,842円(0.18%)高の4,858,842円と小幅に反発。短期では方向感に欠ける展開が続いている。

米市場が休場だったこともあり、週明けのBTCはやや上値の重くし短期三尊のネックライン(480万円)割れを試したが、昨日は同ネックライン近辺で反発し、東京時間では480万円台後半で推移。一方、Crypto.comがハッキングの被害に見舞われ1.7億円相当のETHが流出し、資金がTornado Cashで洗浄されていると広く伝わると、相場は欧州序盤から反落しネックラインを下抜けた。ただ、米時間には、CoinbaseのNFT市場とMastercardの提携、さらにはintelが超低電圧省エネルギーASICを2月の国際固体素子回路会議(ISSCC)で発表することが明らかとなり、相場は470万円台中盤で下げ止まると、NY引け後から反発しこの日の下げ幅を奪回。しかし、BTC対ドル相場が1時間足の200本移動平均線(≒489.7万円)で上値を抑えられ、足元では、480万円台中盤で推移している。

ビットコインチャート
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
ビットコイン概況
第1表:BTC概況 出所:bitbank.cc、Glassnode、coingeckoより作成

来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げと利上げ幅が意識され、米長期金利が一段と高くなり株価の上値が抑えられる中、BTCは底堅さを印象付ける値動きとなった。ただ、リオのBTC投資計画や昨晩のMastercardとintelなど、単発の材料はあるものの、金融政策への警戒感から上値も限定的となっている格好だ。3月での利上げ発表は既に織り込み済みと言って過言ではないが、0.25ベーシスポイント(bp)か0.50bpの利上げ幅かで市場の反応も大きく変わってくる。しかし、ブラックアウト期間に入った現状では、27日早朝にFOMCが終わるまで新たなヒントは期待できず、警戒ムードは払拭されないだろう。

他方、BTCの相場は売り崩されている訳でもなく、FOMCまで警戒感でジリ安となろうとも下値は限定的か。対ドルで節目の40,000ドル(≒458.7万円)はサポートとして意識される。上値目途としては、週明け指摘の通り、48,000ドルと対ドル200日線が密集する550.5万円〜558万円エリアと見ている。

ビットコイン,ハッシュレート,ディフィカルティ
第2図:BTC対円、ハッシュレートとディフィカルティチャート 日次 出所:bitbank.cc、Glassnodeより作成
ビットコインテクニカル分析
第1図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.cc、Glassnodeより作成
アルトコイン概況
第2表:アルトコイン概況 出所:bitbank.ccより作成

PDFリンク
bitbank Report 2022/01/19:NY引け後に反発したBTC FOMCまでの下げ余地は?

著者
長谷川友哉
マーケット・アナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
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