ハト派FRB当局者らの発言でBTC反落 それでも底固めが見えてきたか

長谷川友哉
2022-01-14
(
Fri
)

13日のビットコイン(BTC)対円相場は182,015円(3.61%)安の4,864,310円と反落し、前日の上げ幅を解消した。

12日の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比で7.0%と市場予想と合致したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加で引き締め政策を行うとの懸念が和らぎ、BTCは500万円台を回復し、今月6日ぶりに508万円まで戻した。13日の東京時間には一時500万円まで押す場面があるも、節目の水準で買い支えられ、揉み合いに終始。その後、米卸売物価指数(PPI)も概ね市場予想と合致したことで、相場は508万円上抜けを試すも、FRBの中でハト派として知られるブレイナード理事やシカゴ地区連銀のエバンス総裁らからタカ派発言が相次ぎ株価が反落すると、BTCも連れ安となり500万円を割り込んだ。

相場は一時、12日に上抜けした短期ソーサーボトムのネックラインが走る43,000ドル(≒491万円)で下げ止まるも、米株が一段と安くなるのを眺め同水準をも割り込み、前日の上げ幅を完全に掻き消した。

ビットコインチャート
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
BTC概況
第1表:BTC概況 出所:bitbank.cc、Glassnode、coingeckoより作成

出鼻を挫かれた印象もある BTC 相場だが、40,000ドル台での底固めを予想する。量的引き締め(QT)が開始される時期は依然として定かではないものの、3月の利上げ織り込みは着々と進み、それ以降も6月、9月、12月と計4回の年内利上げが意識され始めており(FedWatch調べ)、目先でこれ以上タカ派的なサプライズが出る公算は相応に低いか。

ソーサーボトムが完成し、パターンフォーメーションの側面からは底入れのサインが点灯していたBTCだが、金融引き締めを巡る当局者の発言が相次いだことが、直近数営業日で反発していた米株に利食いが入る口実となった格好だろう。今夜の米小売売上高は前月からの低下が予想されており、短期的には依然として楽観的になるのは時期尚早とも言えるが、BTCの下値は限定的と見ている。

第2図:BTC対円、ハッシュレートとディフィカルティチャート 日次 出所:bitbank.cc、Glassnodeより作成
ビットコインテクニカル分析
第1図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
アルトコイン概況
第2表:アルトコイン概況 出所:bitbank.ccより作成

PDFリンク
bitbank Report 2022/01/14:ビットコイン反落 ハト派FRB当局者らの引き締め発言で

著者
長谷川友哉
マーケット・アナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
MARKETSとビットバンクについて

bitbank MARKETSは国内暗号資産(仮想通貨)取引所のビットバンクが運営するマーケット情報サイトです。ビットバンクは日本の関東財務局登録済の暗号資産(仮想通貨)取引所です(暗号資産交換業者登録番号 第00004号)。

販売所について

ビットバンクの販売所なら、業界最狭クラスのスプレッドでお好みの暗号資産(仮想通貨)をワンタップで購入できます。

取引所について

ビットバンクならシンプルで軽量、しかも高い機能性を備えたスマートな暗号資産(仮想通貨)取引所で本格的トレードも可能です。

豊富な機能を持つ、
安定したビットバンクのアプリ。
外出先でも取引のチャンスを逃しません。
ビットバンクで暗号資産をはじめよう!
無料口座開設はこちら
新着記事
VIEW ALL
新着記事
VIEW ALL
市況・相場分析
VIEW ALL
調査レポート
VIEW ALL

ニュース速報

VEIW ALL