動意薄が続くビットコイン 正月ボケも今日までか

1月4日のビットコイン(BTC)対円相場は26,698円(0.50%)安の5,335,466円と3日続落し、年初の上げ幅をほぼ掻き消した。
この日のBTCは早朝に年始安値(525.6万円)を試すも押し目買いが入り反発。東京時間には日経平均株価の上昇も受け530万円台で底堅く推移すると、1月のOpenSea取引高が既に810億円を超えたとの報でETH相場が上昇。BTCもこれに連れ高となり552万円にタッチしたが、12月の米製造業景況指数の下振れで米株が下げるとBTCも上値を重くしこの日の上げ幅を掻き消した。対ドルでは、BTCは節目の46,000ドル(≒534.3万円)を終値で割り込んでいる。

昨年12月から続くレンジ相場から抜け出せない状況が続くビットコインだが、本日米時間には米連邦公開市場委員会(FOMC)12月会合の議事要旨公開があり(6日午前4時)、7日には米雇用統計の発表を控えており、正月ボケからそろそろ目を覚ます時が来るかと見ている。12月のFOMCは、テーパリングペースの加速決定と今年の利上げ予想回数引き上げという極めてタカ派的な結果がBTC相場の重石となった訳だが、更なるタカ派サプライズが出れば相場のレンジ下方ブレイクが警戒される。
一方、金融引き締めが意識される現状でも米期待インフレ率(BEI)は上向いている他、BTC相場の先行指標として意識されるハッシュレートは堅調な推移となっており、相場の底入れサインも出ていると言える。
下値目途としては、週足ボリンジャーバンドの-2σが位置する40,000ドル(≒464.6万円)を見ている。





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