好悪材料錯綜でどっちつかずのBTC 保ち合い放れの時間的制約迫る

長谷川友哉
2020-12-25
(
Fri
)

24日のビットコイン(BTC)対円相場は50,457円(2.1%)高の2,449,460円と小幅反発。米証券取引委員会(SEC)からの提訴問題で苦境に立たされるXRP相場も、この日は自律反発の様相で戻し、前日比8.619円(32.77%)高の34.919円と節目の30円台を奪還した。

東京時間のBTC相場は、直近3日間下値サポートとして機能してきた日足ボリンジャーバンド1σ(237.5万円)割れを試すも、押し目買いが入り反発。欧州時間からNY時間にかけては、英国と欧州連合(EU)の自由通商協定(FTA)が合意に漕ぎ着けたり、次期SEC委員長に暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術に好意的なエラド・ロイスマン氏が任命されたりした一方、先日議会で可決した米追加経済対策案内の個人給付金増額を申し立てた民主党の修正提案が下院共和党に阻止され、好悪材料入り混じる中、242万円のレジスタンスを背に小さくアセンディングトライアングルを形成。相場が徐々に安値を切り上げていくと、今朝方のポンドドル相場の上昇も後押しとなり、レジスタンス上抜けに成功し244万円台に乗せた。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

米追加経済対策案を巡ってトランプ大統領は、600ドルの個人給付金は「恥だ」と一蹴し、2,000ドルへの増額を要求した上で署名を拒否。これに便乗して民主党は給付金の2,000ドルへの増額を提案した訳だが、夏頃から協議を重ねて今週ようやく議会可決にたどり着いた法案がそう簡単に覆ることもなく、日本時間29日午後2時01分のつなぎ予算期限まで、市場では不確実性の高い状況が続きそうだ。

テクニカル的にも、相場の短期サポートとなってきたボリンジャー1σが、短期レジスタンスとなってきた対ドル24,000ドル(≒248.6万円)に迫ってきており、保ち合い放れも時間の問題と言え、テクニカルもピリピリとした状況だ。単純にパターンフォーメーションの観点から言えば、相場は安値を切り上げてきており強気の推移だが、米議会動向の不透明感にリップルショックものしかかっており、やはり24,000ドル台乗せには何かしら手掛かりが必要だろう。

明日から今年最後の週末に入るが、上か下か判断つけがたい状況下で気の抜けない展開が続こう。

第2図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
第1表:XRPETHLTCBCCMONAXLM対円前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成
第3図:XRPETHLTCBCCMONAXLM対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第2表:XRPETHLTCBCCMONAXLM対BTC前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成
第4図:XRPETHLTCBCCMONAXLM対BTCチャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第3表:市場時価総額・出来高(¥)、主要銘柄市場占有 当日9時時点のデータ ※前営業日比 出所:CoinGecko.comより作成

PDFリンク
bitbank Report 2020/12/25:好悪材料錯綜でどっちつかずのBTC 保ち合い放れの時間的制約迫る

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