13,000ドルの大台に乗せたBTC 今週は大統領選前最後のCME SQ

長谷川友哉
2020-10-26
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Mon
)

10月第5週のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比152,410円(12.57%)高の1,365,301円と3週続伸し、2017年12月ぶりに終値で130万円台回復に成功した。対ドルでは、週末24日にコインベースにて日足の終値ベースで2018年1月ぶりに大台の13,000ドルに乗せた。

BTC相場は先週末17日から上昇一色となり、22日まで6日続伸。米追加経済対策の成立が楽観視されたことや、英国と欧州連合(EU)の間で通商交渉が再開されたことなどを切っ掛けに外為市場でドル売りが加速。これが週明けからBTCの追い風となり、前週はレンジでの推移に終始した相場は20日、レンジの上方ブレイクに成功した。更に翌21日には、ペイパルの暗号資産(仮想通貨)支払いサービス開始の発表を受け相場は急伸。この日の相場は年初来高値(1,317,850円)を更新し、昨年7月ぶりに130万円台後半を奪回した。

21日の急伸でテクニカル的にはやや過熱感が出た相場だったが、22日から週末にかけても底堅く推移し、25日には心理的節目の140万円にタッチ。その後は高値警戒感から若干押すも、130万円台後半は維持し、下げ幅は限定的となっている(第2図)。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成
第2図:BTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成

今週30日はシカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物10月限月最終取引日となる。今回は米大統領選前最後のSQを迎えることとなるが、20日時点では未決済建玉総数(OI)が2週連続で増加していた(第3図)。CMEでのファンド勢のポジションは、ロングとショートが同時に増減する傾向があり、基本的にはOIの増減が相場の上下と概ね連動している。また、これまでネットポジション(ロング枚数 - ショート枚数)が大きくマイナスに振り切ると、相場が底から反発することも多々あった為、SQを前にショートが巻き戻せば、相場が一段高となる余地もありそうだ。

また、上述の通り、テクニカル的な過熱感がある為、相場の上値が抑えられる可能性もあるが、BTC相場の上伸を切っ掛けに先週はアルトコイン相場も循環物色の様相で軒並み上昇しており、順回転相場が始まっている。BTCは週末に140万円トライに失敗しているが、順回転の流れの中で買いが戻ってきやすい状況と指摘され、相応の底堅さも期待されよう。

出来高の増加と大きな値幅を伴う相場の反落が起きるまで、基本的には上昇トレンドが継続すると見ている。

第3図:BTC対円、CME BTC先物未決済建玉、ファンド勢ポジション推移 出所:bitbank.cc、CFTCより作成
第4図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
第1表:XRPETHLTCBCCMONAXLM対円前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成
第5図:XRPETHLTCBCCMONAXLM対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第2表:XRPETHLTCBCCMONAXLM対BTC前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成
第6図:XRPETHLTCBCCMONAXLM対BTCチャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第3表:市場時価総額・出来高(¥)、主要銘柄市場占有 当日9時時点のデータ ※前営業日比 出所:CoinGecko.comより作成

PDFリンク
bitbank Report 2020/10/26:13,000ドルの大台に乗せたBTC 今週は大統領選前最後のCME SQ

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