ドル全面高もBTC反発 ドルとのデカップリング進むか

長谷川友哉
2020-10-16
(
Fri
)


15日のビットコイン(BTC)対円相場は10,268円(0.86%)高の1,211,086円と小幅反発。

欧州連合(EU)と英国のブレグジット通商交渉と米経済対策を巡る民主党と共和党の交渉が難航していることを背景に、この日はドルが主要通貨に対して上昇。ドル高を受けて欧州時間序盤のBTCは一時上値を重くし119万円をタッチした一方、相場はNY時間から反発。金相場の切り返しやビットコインキャッシュ(BCC)相場が引き続き堅調に推移したことがBTCの支援となった。

相場は今朝方、一時122万円にタッチしたが、足元では121万円周辺で推移している。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

想定通り、XRPはイベントを契機に「SWELL下げ」が発生し、連れ安になるアルトコインも多く散見されたが、今週のBTCはドル高を目尻に終値で120万円を維持し続けにわかに底堅く推移しており、為替動向からのデカップリングがやや見受けられる。今週は、資産運用のストーンリッジ社BTC購入の報や、BTCの派生コインであるBCCが対ドルで9日続伸(19.44%高)しており、BTC相場を下支えする材料となっている模様だ。

「SWELL下げ」もあってBCCの買いが市場に波及しきっていない状況と見ているが、XRPが売り物一巡となれば全体的にセンチメントが改善し、買いが順回転する余地ができると指摘される。米取引所ジェミナイのジーキャッシュ(ZEC)匿名出金サービス開始を端に発した匿名系コイン人気も冷めきっておらず、ライトコイン(LTC)やモネロ(XMR)には注目したい。

為替を巡っては、欧州のコロナ感染再拡大と英国との通商交渉の先行き不透明感が引き続きユーロドル相場の重石(≒ドルインデックスの支援)となる可能性があるが、上述のようにアルトコインが幅広く切り返す切っ掛けができれば、BTCとドルのデカップリング進行も期待されよう。

第2図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
第1表:XRPETHLTCBCCMONA、対円前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成
第3図:XRPETHLTCBCCMONA、対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第2表:XRPETHLTCMONABCC対BTC前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成
第4図:XRPETHLTCBCCMONA対BTCチャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第3表:市場時価総額・出来高(¥)、主要銘柄市場占有 当日9時時点のデータ ※前営業日比 出所:CoinGecko.comより作成

PDFリンク
bitbank Report 2020/10/16:ドル全面高もBTC反発 ドルとのデカップリング進むか?

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