米株安が再び打撃に XRP急伸の先に立ちはだかる200日線

長谷川友哉
2020-07-10
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Fri
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9日のビットコイン(BTC)対円相場は20,464円安(- 2.02%)の991,882円と反落。チェーンリンク(LINK)やドージコイン(DOGE)価格の暴騰を受けたアルトコインの物色に便乗した買いが入り、前日のBTC相場は2週間ぶりの高値を付けたが、この日は多くのアルトコイン相場が反動で押しアジア時間のBTCは101万円周辺で上げ渋った。NY時間には、朝方に発表された米失業保険申請件数は改善したがコロナ懸念や主要企業の人員削減発表が重石となりS&P500種とダウ平均株価が反落。BTCとS&P500種先物の連動が強まる中、BTCはこれに連れて下げ足を速め、アルトコインを巻き込み市場の下げを主導し前日の上げ幅を掻き消した。

アルトコイン主導で息を吹き返し始めた矢先に株安が冷や水を浴びせた格好だが、昨日はこうした中でもアルトコインを物色する動きは見られ、時価総額上位30銘柄ではステラ(XML)、トロン(TRX)、モネロ(XMR)、イーサリアムクラシック(ETC)、コスモス(ATOM)が対ドルで上昇した。

前日の急伸で19年終値(20.946円)を回復したXRPは下落したものの、下げ幅は限定的となり21円台後半を維持した。XRPの対円相場は昨日、3月以降相場のレジスタンスとなってきた200日移動平均線に上昇を阻まれた格好だが、同移動平均線の推移は下向き→横ばいに転じており、チャート上では長期トレンドの転換点となるか重要局面を迎えている。(第1図)。

アルトコインの物色に継続の余地はあると見ていたが、昨日の米株とBTCの連動を踏まえると、現状では米株式市場が暗号資産(仮想通貨)市場に与える影響は強く、来週からの米企業決算発表シーズン(第二四半期分)は懸念材料となる。第二四半期はロックダウンの経済への影響が大きかったと考えられ、米株はトレンド転換となるか注視する必要があるだろう。万が一S&P500種が3%以上の日時下落率を記録することがあれば、BTCはこれまでサポートとして機能していた9000ドル水準(≒96.4万円)や3月安値(465,000円)と6月高値(1,104,720円)を基点とするフィボナッチ・リトレースメント23.6%押し(953,746円)を試す展開も視野に入る(第2図)。

第1図:XRP対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
第2図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
第3図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
第4図:BTCXRPETHLTCBCCMONA、対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第5図:XRPETHLTCBCCMONA対BTCチャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第1表:BTCXRPETHLTCBCCMONA、対円前日平均値、4本値 出所:bitbank.ccより作成
第2表:BTCXRPETHLTCBCCMONA、対円期間別騰落率 出所:bitbank.ccより作成
第3表:BTCXRPETHLTCBCCMONA、対円前日出来高、増減率 前日終値ベースで円換算 出所:bitbank.ccより作成
第4表:XRPETHLTCMONABCC対BTC前日平均値、4本値 出所:bitbank.ccより作成
第5表:XRPETHLTCMONABCC対BTC期間別騰落率 出所:bitbank.ccより作成
第6表:XRPETHLTCMONABCC対BTC前日出来高、増減率 前日終値ベースで円換算 出所:bitbank.ccより作成
第7表:市場時価総額、出来高(¥) 当日9時時点のデータ ※前営業日比 出所:CoinGecko.comより作成
第8表:主要銘柄市場占有率 当日9時時点のデータ ※前営業日比 出所:CoinGecko.comより作成

PDFリンク
bitbank Report 2020/07/10:米株安が再び打撃に XRP急伸の先に立ちはだかる200日線

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