半減期目前に反落したBTC CMEロング急増で買い余力に暗雲

長谷川友哉
2020-05-11
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5月第2週(4日〜10日)のビットコイン(BTC)対円相場は1.78万円安(- 1.87%)と6週ぶりに反落。週末までの相場は、間近に迫る半減期と米失業保険関連指標の下振れを材料に強含み、7日には心理的節目の100万円を回復し、対ドルでも節目の1万ドルにタッチした一方、翌8日には過熱感や目標達成感で上げ止まった。9日に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したCOTレポートでは(第1図)、5月5日時点のファンド勢ロングポジションが前週比で1288枚増の3312枚となり、過去最高の3417枚に近づいたことが買い余力の限界を想起させ、徐々に利食い売りが優勢となると、相場は翌10日に節目の9500ドル(≒101万円)を割り込み大量のロングのロスカットを誘発。一時は9日終値(101.6万円)から15%ほど押したが、200日移動平均線が相場のサポートとなり、この週の上げ幅を掻き消すもこの日の終値は7.98%安に止まった。

指摘通り値幅調整が入ったが、10日の反落でロングポジションが大量に解消されたことで、半減期通過直後にセル・ザ・ファクトが入る余地も後退した可能性がある。CMEでのファンド勢の買い余力は限界に近いと指摘されるが、足元の下落でポジションを手仕舞う動きが加速したと想定できる。また、CMEでのBTC先物相場は1000ドルほどギャップダウンして取引を開始しており、窓埋めを目指し10000ドル(≒107万円)回復も視野に入る。半減期は明日午前7時頃の予定となっており、本日は様子見で動意に欠ける展開が予想されるが、イベント通過後は持ち直す展開を想定している。

第1図:BTC先物(CME)建玉残高(上段)、ファンド勢ポジション推移(下段) 出所:CFTCより作成
第2図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成
第3図:左;BTCXRPMONABCC対円チャート、右;LTCETHMONABCC対BTCチャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第1表:BTCXRPMONABCC対円前日平均値、4本値 出所:bitbank.ccより作成
第2表:BTCXRPMONABCC対円期間別騰落率 出所:bitbank.ccより作成
第3表:BTCXRPMONABCC対円前日出来高、増減率 前日終値ベースで円換算 出所:bitbank.ccより作成
第4表:LTCETHMONABCC対BTC前日平均値、4本値 出所:bitbank.ccより作成
第5表:LTCETHMONABCC対BTC期間別騰落率 出所:bitbank.ccより作成
第6表:LTCETHMONABCC対BTC前日出来高、増減率 前日終値ベースで円換算 出所:bitbank.ccより作成
第7表:市場時価総額、出来高(¥) 当日9時時点のデータ ※前営業日比 出所:CoinGecko.comより作成
第8表:主要銘柄市場占有率 当日9時時点のデータ ※前営業日比 出所:CoinGecko.comより作成

PDFリンク
bitbank Report 2020/05/11:半減期目前に反落したBTC CMEロング急増で買い余力に暗雲

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