ビットコインは節目で切り返し反転 今夜から怒涛の経済指標ラッシュ

レンディングプラットフォームのブロックファイの破産申請を受け、一時は223万円台まで押したビットコイン(BTC)対円だったが、織り込み済みということもあってか16,000ドル水準(≒223.7万円)で相場は綺麗に反発。また、ブロックファイへのエクスポージャーを懸念されていたシルバーゲートが、同社へのエクスポージャーが最小限であると発表したことで、昨日のBTCは東京時間に上値を伸ばし230万円回復を試した。海外時間に入ると、中国のコロナ対策抗議を受けたドル円相場の下落や米株の軟化に上値を抑えられたが、米市場引けにかけての米株の戻りに支えられ、229万円周辺を維持。足元では、節目80ドルを試すライトコイン(LTC)相場や、ツイッターの支払機能への統合が期待されるドージコイン(DOGE)の相場上昇に連れ高となり、230万円台を回復している。


さて、本日からは怒涛の米経済指標ラッシュとなる。今夜から明日未明にかけては、ADP雇用レポート、第三・四半期GDP成長率、JOLTs求人件数の発表があり、極め付けに明日午前3時半からは米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、経済見通しについて発言する予定だ。失業保険申請件数の増加から、雇用関連指標は前月比で伸びが鈍化することが想定される一方、こうした傾向を受けて台頭した市場の利上げ幅縮小期待や利上げ停止前倒し期待を押し潰すために、パウエル議長からはある程度タカ派的な発言が出ることが想定され、明日未明の相場の動きには要注意だ。足元のBTCは17,000ドル(≒235.6万円)上抜けを試しており、成功すれば8日安値の17,500ドル〜節目18,000ドルエリア(≒242.6万円〜249.5万円)が上値目途としてある。



PDFリンク
bitbank Report 2022/11/30:ビットコインは節目で切り返し反転 今夜から怒涛の経済指標ラッシュ
bitbank MARKETSは国内暗号資産(仮想通貨)取引所のビットバンクが運営するマーケット情報サイトです。ビットバンクは日本の関東財務局登録済の暗号資産(仮想通貨)取引所です(暗号資産交換業者登録番号 第00004号)。
ビットバンクの販売所なら、業界最狭クラスのスプレッドでお好みの暗号資産(仮想通貨)をワンタップで購入できます。
ビットバンクならシンプルで軽量、しかも高い機能性を備えたスマートな暗号資産(仮想通貨)取引所で本格的トレードも可能です。