BTCは窮地から反発し二段高 FTXショックの最中でも米金利には注目

長谷川友哉
2022-11-24
(
Thu
)

対ドルで年初来安値(15,600ドル≒221.2万円)を一時割る展開で始まった今週のビットコイン(BTC)だったが、来年夏に半減期を控えるライトコイン(LTC)主導で22日のBTC相場は230万円近辺まで反発。11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公開を控える中、米国債利回りが低下したこともムードを押し上げ、翌23日には二段高を演じ週明けの下げ幅を奪回した。先月から米主要3指数が確りと推移する中、米連邦準備制度理事会(FRB)高官からタカ派的な発言が散見されていたが、今朝方に公開されたFOMC議事要旨では、大多数の参加者が金融政策の経済と物価上昇率への遅効を精査するため、近く利上げペースを緩めることで同意していたことが明らかとなり、リスク選好度が一層上向いた。

ビットコイン概況
第1表:前日のBTC対円四本値と値動き 出所:bitbank.ccより作成
ビットコインチャート
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

BTC対円は足元のドル円相場の急落を受けて、対ドル相場と比較すると上げ幅を圧縮させられたが、BTCの価格形成を主導する対ドル相場はほぼ完全に週明けの下げ幅を奪回し、16,500ドル(≒229.4万円)周辺で推移している。FTXショックの最中でもBTCは市場予想を下回る米消費者物価指数(CPI)で大幅反発を演じ、今回のFOMC議事要旨でも米国債利回りの低下に逆行して上昇している。目先では17,000ドル〜17,200ドル(≒236.4万円〜239.2万円)エリアがBTC相場のターゲットとしてあり、上抜けに成功すればショートカバーを伴い上値を追う展開も視野に入る。ただ、本日から明日にかけては米国の感謝祭で取引も手薄となる可能性も考慮しておきたい。祝日との兼ね合いで10月の米個人消費支出(PCE)は12月1日の発表となり、来週は米雇用関連指標や米供給管理協会(ISM)の製造業購買担当者景気指数(PMI)など、重要指標が目白押しとなる。

ビットコインハッシュレート,ディフィカルティ,先物資金調達率
第2図:ビットコインのハッシュレート、ディフィカルティチャート(左)と先物資金調達率(右)チャート 日次 出所:bitbank.cc、Glassnodeより作成
ビットコイン市況データ
第2表:その他BTC市況データ 出所:bitbank.cc、Glassnode、CoinGeckoより作成
アルトコイン概況
第3表:アルトコイン概況 出所:bitbank.ccより作成

PDFリンク
bitbank Report 2022/11/24:BTCは窮地から反発し二段高 FTXショックの最中でも米金利には注目

著者
長谷川友哉
マーケット・アナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
MARKETSとビットバンクについて

bitbank MARKETSは国内暗号資産(仮想通貨)取引所のビットバンクが運営するマーケット情報サイトです。ビットバンクは日本の関東財務局登録済の暗号資産(仮想通貨)取引所です(暗号資産交換業者登録番号 第00004号)。

販売所について

ビットバンクの販売所なら、業界最狭クラスのスプレッドでお好みの暗号資産(仮想通貨)をワンタップで購入できます。

取引所について

ビットバンクならシンプルで軽量、しかも高い機能性を備えたスマートな暗号資産(仮想通貨)取引所で本格的トレードも可能です。

豊富な機能を持つ、
安定したビットバンクのアプリ。
外出先でも取引のチャンスを逃しません。
ビットバンクで暗号資産をはじめよう!
無料口座開設はこちら
新着記事
VIEW ALL
新着記事
VIEW ALL
市況・相場分析
VIEW ALL
調査レポート
VIEW ALL

ニュース速報

VEIW ALL