広がるFTXショック余波 本日はSWELL最終日

16日のビットコイン(BTC)対円は、東京時間序盤に17,000ドル水準(≒237万円)にワンタッチすると失速。BlockFiの破産申請準備報道もあり、その後は戻り売りが入り230万円台前半まで押すと、Genesisの新規ローン組成と償還の一時停止や、それを受けたGeminiの利付き口座からの出金停止、さらには予想を上回った10月の米小売売上高を受け下げ足を速め、228.5万まで下げ一色となった。一方、対ドルで16,400ドルとなる同水準で相場は下げ止まると、今朝方には押し目買いの様相で反発し下げ幅を縮小。終値ベースで230万円台を維持した。米小売売上高は1.3%上昇と予想の1%を上回った一方、小売大手のターゲット(TGT)が、年末商戦を控える第四・四半期の業績見通しに懸念を示したことで複雑な状況を描いた。


こうした中でサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が「利上げ停止はまだ議題にない」と発言したことも材料視された。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月から利上げペースを減速させる事が現状では濃厚となっており、市場はターミナルレートの水準とそれがどれだけ長期化するか見極めようとしている状態と指摘される。よって、米国の景気が減速すればするほどターミナルレート到達が前倒しになる可能性があり、今夜の住宅着工件数が注目される。FTXショックの余波が関連企業に波及し予断を許さない状況だが、BTCは比較的底堅い。本日SWELL最終日のためXRP相場の動きが気になるが、17,000ドルを再トライする余地もありそうだ。



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