ムード好転でBTCは確り 米PPI減速が意味することとは?

長谷川友哉
2022-11-16
(
Wed
)

15日のビットコイン(BTC)対円相場は230万円台で小幅に続伸。週明けの踏み上げによる相場反転と、バイナンスの「業界復興基金(Industry Recovery Fund)」設立により市場のムードが少しづつ押し上げられ、昨日の東京時間のBTCは小確り。注目された10月の米卸売物価指数(PPI)は予想を下回る上昇率となり、相場は一時17,000ドル水準(≒237.6万円)を回復したが、米国債利回り急低下によるドル円相場の下落でBTC対円は上げ幅を圧縮された。一方、米市場後半にはロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドに着弾したとの報道がリスクオンムードに冷や水を浴びせ、BTC相場は米株の反落に連れ安。足元では前日終値近辺で反発しているが、終値での節目17,000ドル水準回復に失敗した。

ビットコイン概況
第1表:前日のBTC対円四本値と値動き 出所:bitbank.ccより作成
ビットコインチャート
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

PPIは消費者物価指数(CPI)の先行指標とも言われ、同指数の伸び鈍化により、11月のCPI減速、引いては米国の金融引き締めペース減速に期待が持てると言えよう。底堅い推移が続くBTC相場だが、先物資金調達率(FR)は昨日、一段と水準を下げた。今週は節目の17,000ドル近辺が相場のレジスタンスとなっているが、同レジスタンスを突破できればもう一度踏み上げ相場で上値を追う展開となりそうだ。その場合、上値目途としては11日戻り高値の18,000ドル周辺(≒252万円)が視野に入る。一方、本日からはリップル主催の年次イベント「SWELL」が2日間の日程で開催される。「SWELL下げ」とも言われるほどイベント後のXRP相場は弱含む事が多く、向こう数日間、BTC相場への影響にも注意しておきたい。

ビットコインハッシュレート,ディフィカルティ,先物資金調達率
第2図:ビットコインのハッシュレート、ディフィカルティチャート(左)と先物資金調達率(右)チャート 日次 出所:bitbank.cc、Glassnodeより作成
ビットコイン市況データ
第2表:その他BTC市況データ 出所:bitbank.cc、Glassnode、CoinGeckoより作成
アルトコイン概況
第3表:アルトコイン概況 出所:bitbank.ccより作成

PDFリンク
bitbank Report 2022/11/16:ムード好転でBTCは確り 米PPI減速が意味することとは?

著者
長谷川友哉
マーケット・アナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
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