FOMC直前に米長期金利が一段高 XRP続伸もBTC反落

20日のビットコイン(BTC)対円相場は反落し、19,000ドル水準(≒273万円)を終値で割り込んだ。この日の相場は、米長期金利の上昇を受けた米株先物の下落に連れ安となる格好で、一貫して上値の重い展開を繰り広げ下げ一色だった。一方、米証券取引委員会(SEC)と米Rippleの裁判で、Rippleが有利な状態で双方から即日結審の申し出があったことで、XRP相場がこの日も上伸。ステラ(XLM)やライトコイン(LTC)など一部のアルトコイン相場の上昇を牽引した。


個別の材料で主要暗号資産(仮想通貨)は上げ下げまちまちとなったが、BTCは明日未明の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を警戒して上値を重くしている。市場は利上げシナリオを楽観視していると指摘したが、8月の米消費者物価指数(CPI)高止まりを受けて政策金利が4%以上に引き上がることと来年も利上げが継続されるシナリオを織り込み始めた。今回のFOMCでは、ドットチャートの見通しが引き上がることが予想されるが、市場にとってサプライズとはならないか。昨日の相場下落で含み益コインの割合は売られ過ぎ水準とされる50%を割り込んでおり、FOMC通過で相場が下げた場合でも押し目買いが入りやすいと指摘される。



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bitbank Report 2022/09/21:FOMC直前に米長期金利が一段高 XRP続伸もBTC反落
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