米株続落も底堅いBTC 相場を支える材料とは?

東京市場24日のビットコイン(BTC)対円相場は、再びドル建てで節目21,000ドル水準となる288万円割れをうかがう展開となったが、節目の水準で下げ渋るとビットコインキャッシュ(BCH)相場が120ドル(≒16,405円)で反転上昇を演じ連れ高。海外時間に入るとBTCは下げ幅を速やかに奪回し、8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)の下振れを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げ姿勢を緩和させるとの思惑からもう一段高を試したが、ジャクソンホール会合を控え市場が神経質になる中、新築住宅販売件数の予想以上の悪化も重なり米株がこの日も軟調となり、BTCも上値を抑えられた。


米国の景気減速は利上げペース減速を促すと捉えることができるが、パウエルFRB議長が26日のジャクソンホールでの講演でタカ派的なスタンスを示す可能性が警戒されており、金利先物市場では9月の米公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイント(bp)利上げ観測が後退し始めている。他方、ビットコインのハッシュレートは堅調な推移を続けつつ、マイナーの換金需要も落ち着いている。ハッシュレートの底打ちは相場の底打ちシグナルとなってきたこともあり、BTC相場には一定の支援材料となっているだろう。引き続き、BTCは方向感に欠ける展開が想定される。



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