意外と底堅いBTC それでも「待つのも相場」か

22日のビットコイン(BTC)対円相場は286万円から296万円で揉み合い。週末に300万円台回復を試したBTC相場だったが、アジア市場が米株安の流れを汲み下落すると失速し、ノルドストリーム1の点検による一時ガス供給停止発表を受けた欧州市場のリスクオフが波及し、下げ足を速め286万円近辺まで押した。これによりBTC相場は21,000ドル水準の289万円を割ったが、オンチェーンや先物市場で売られ過ぎ感が出ていたことや、一部アルトコイン相場の上昇が支えとなり反発。その後も米株の下落に上値を抑えられる場面もあったが、節目の21,000ドル水準が相場のサポートとなり、終値ベースではほぼ変わらずとなった。


米主要3指数が2営業日連続で比較的強く押した割に昨日のBTC相場は底堅かった。しかし、中国の景気減速によるローンプライムレート(LPR、新規貸出金利の指標)の引き下げや、欧州でのガス価格上昇、さらには26日に迫るパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議での講演と、やはり目先で市場のリスク選好度が向上するとは想定し難い。本日は米株の綾戻しも視野に入るが、「待つのも相場」と言うもので、ジャクソンホールを通過するまでは無闇にリスクを取らないほうが賢明か。仮にBTCが300万円台回復に成功しても、節目22,000ドル水準の303万円が相場のレジスタンスになると見ており、どの道でも上値は限定的と指摘される。



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