イーサリアム上のDapps数が1000を超える、スケーリングを懸念する声も

真田雅幸
2018-05-29
(
Tue
)

イーサリアムのブロックチェーン上のデータを解析するAlethioのChristian Crowley氏によると、2017年にローンチされたDecentralized applications(Dapps)の数は1090だった。また700の異なるトークンが誕生したことも報告されている。

ユーザーは毎日約10万人ずつ増加しており、昨年のピーク時には24時間で125万トランザクションを記録している。またユニークアドレスの数は2920万個に上るようだ。

Dappsが増えるとともにユーザーも増加傾向にあり、エコシステムが成長している。プロジェクトが順調に進んでいる一方、ユーザーが増えることでネットワークへの負荷が大きくなることを懸念する声も聞かれる。

ブロックチェーン上のデータを記録するアーカイブ・フルノードは1TBを越えたことが報告された。アーカイブ・フルーノードはデータをアップロードすることで、他のフルノードや、ライトクライアント・ウォレットの残高を確認することを助ける役割を担っている。

ブロックチェーンの容量が大きくなると、ディスクスペースがより大きいハードウェアが必要になる。またイーサリアムにはブロックサイズに制限がないため、ブロックサイズが大きくなりすぎると、通信環境次第ではネットワーク同期が困難になるなどの問題が発生する。

仮想通貨には、ユーザーが急増するとスケーラビリティ問題が浮上していくる。イーサリアムには、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)、プラズマ、シャーディングなどのソリューションが用意されている。今後もエコシステムを広げていくために、早期のソリューションのネットワーク実装が望まれている。

Cointelegraph

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著者
真田雅幸
マーケット・アナリスト

米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。

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