Bitmain、驚愕のUASF対抗プランを発表 ビットコインは更なる混沌の渦中に

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ジハン・ウー率いるマイニングファーム、Bitmainが、UASF(BIP148)によるリスクを排除するための対抗策「UAHF」プランを発表した。

UAHFはUser Activated Hard Forkの略称で、UASFによるブロックチェーンの非対称的な再編成を防ぐという名目でBitmainが考案したもの。その内容は、Segwit2xの支持者やUASFの支持者の両面から見ても、驚きの内容だった。

UAHF

Bitmainは、UAHFの概要として以下のように説明している。

「UAHF:ユーザーがアクティベートするハードフォーク。開発者は、ノード・ソフトを変更するための強制ルールセットを追加する。変更により以前無効だったブロックは、フラグデイ後に有効になる。新しいルールに従うノードは、ハッシュレートに関係なくこのチェーンに追随することになる。」

また、技術詳細は以下に仕様が記載されている。

https://github.com/bitcoin-UAHF/spec/

UAHFのポイントはいくつもあるが、主な焦点はBitcoin Unlimitedの復活だ。UAHFは次の手順で実行される。

  • UASF(BIP148)がアクティベート後、Bitmainがプライベートな環境で72時間以上Bitcoinを採掘する。採掘されたブロックはネットワークに伝播されない
  • BIP148が支持され分岐が成功した場合、または市場がbig-blockを支持した場合伝播
    ※既にbig-blockが採掘されていた場合、伝播せず既存のbig-blockchainに合流する
  • ブロック生成時のサイズリミットは2MB未満とし、8MB未満のブロックを受け入れる設定とする(Bitcoin Unlimited)

声明によれば、Bitmainは依然として「Segwit2xの支持し、UASFの実行を阻止することを望む」としているものの、UASFの阻止が実現したとしてもUAHFを取りやめると宣言しているわけではない。また、Segwitの支持に関しては、ウィットネスデータの人為的なディスカウントレートが実装から削除されれば、UAHFによるハードフォークの後に採用してもいいと述べている。また、Bitmainの主張には、隠された特許に対するリスクを警戒しているというものもあった。

UAHFは、Bitcoin Unlimitedクライアントの突発的コンセンサスを利用してブロックサイズの変更を行っていくようだ。以下のテーブルが、Bitmainが予定するスケジュールとなる。

<table><tr><td>時期</td><td>ブロックサイズ/byte</td></tr><tr><td>現在</td><td>1,000,000</td></tr><tr><td>2017年8月</td><td>2,000,000</td></tr><tr><td>2017年9月</td><td>4,194,304</td></tr><tr><td>2018年4月</td><td>5,931,641</td></tr><tr><td>2018年8月</td><td>8,388,608</td></tr><tr><td>2019年4月</td><td>11,863,283</td></tr><tr><td>2019年8月</td><td>16,777,216</td></tr></table>

UAHFは「User」を冠しているものの、実際にはBitmainが独自で実行することになる。要するに、Bitmain Activated Hard Forkなのだ。以前、UASFによって8月1日以降に起こるリスクについて解説したが、仮にこれが「本当に」実行されるとすれば、ビットコインのネットワークと、それを利用する事業者やプラットフォームは、さらに混沌を極めることになるだろう。

UAHF: A contingency plan against UASF (BIP148)

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