元リップルCEOの資産がマーク・ザッカーバーグを超える


リップル社が発行するトークンXRPの価格の高騰を受け、共同設立者であるクリス・ラーセン元最高経営責任者(CEO)の総資産額がFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOを上回った。
CoinMarketCapの情報を参照するとXRPは昨日最高値の3.8ドルを記録した。フォーブス紙は、ラーセン氏は51.9億XRPを保有しリップル社の株式の17%を保有していると報道。このことから、ラーセン氏の総資産額は843億ドル(約9.5兆円)となり、750億ドル(約8.4兆円)のザッカーバーグ氏を上回り、世界長者番付で4位にランクインしたことになる。3位の投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の861億ドル(約9.7兆円)に肉薄した。
ラーセン氏は2016年にリップルのCEOを退任し、現在は会長職に就いている。
XRPは最近の1ヶ月間で価格が約15倍になるなど高騰を続けている。高騰した背景には、仮想通貨市場全体の盛り上がりとともに、米大手取引所のコインベースにXRPが上場するとの噂がネット上で騒がれていた経緯があるようだ。一方コインベースは、現在仮想通貨の追加を考慮していないとしこの噂を否定していた。その後市場では、XRPの価格は10%超の下落をみせている。
仮想通貨の価格を計る上で重要になる指標が総供給量と時価総額だ。下記は、2050年時点の総供給量と価格を合わせた時価総額ランキングとなっている。XRPの総供給量は1000億XRPであり、現在は総供給量の38.74%が市場に出回っている。ビットコインの総供給量は2100万BTCで、すでに約80%が市場に出回っている。総供給量と価格で時価総額を計算した場合、リップルはすでにビットコインとほぼ同額にあり、1月4日時点ではビットコインを超えていた。

OCFXデータを参照
比較対象が少ないことから、仮想通貨の適正価格を計ることは非常に難しい。現在多くの仮想通貨は、実社会でまだ使われていないトークンが多く、価格は未来への期待値がほとんどを占めている。まだ実際に使われる機会が少ないリップルの元CEOと世界中で使われているFacebookのCEOの総資産額のみを比較した場合、リップルの価格に含まれる未来への期待値が非常に大きいことがわかる。
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